日本科学未来館 新常設展示「プラネタリー・クライシス ーこれからもこの地球でくらすために」
●日本科学未来館 新常設展示「プラネタリー・クライシス ーこれからもこの地球でくらすために」(空間デザイン・展示什器制作)
7年ぶりにリニューアルした日本科学未来館の常設展示『プラネタリー・クライシスーこれからもこの地球でくらすために』の空間デザイン、什器製作、ワークショップを担当した。本展示では、国産木材を活用し、環境への負荷を抑える工夫を随所に採用。木材のトレーサビリティや廃材再利用を設計段階から計画し、デザイン全体を通して「地球環境」を考えた展示を実現した。展示什器の核となる国産CLTのモジュール什器「つみ箱」は展示終了後に再転用できることを見据えたデザインとした。また、形がいびつで材木市場に流通しない「ヘンテコ材」を活用し、木の個性をそのまま生かした什器を製作。展示計画には一般の方を巻き込んだワークショップも取り入れ、来場者と共にサステナブルな展示とは何かを考えた。地球環境との関係や新たなつながりを感じられる展示空間を目指したプロジェクトである。
プロジェクト情報
クライアント |
日本科学未来館 |
製作期間 |
2023年1月〜2023年11月 |
展示公開期間 |
2023年11月23日〜 |
用途 |
展示スペース |
総合監修 |
武内和彦、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)、江守正多、東京大学 未来ビジョン研究センター、国立研究開発法人国立環境研究所 |
企画制作 |
日本科学未来館 他 |
コンテンツ基本設計 |
株式会社NHKエンタープライズ 他 |
ZONE1 実施設計・制作 |
株式会社ピクス 他 |
空間基本設計、実施設計・制作 |
株式会社つむら工芸 |
展示プランニング |
中原 崇志、谷尾 剛史、平等 隆志 |
空間ディレクション・設計/木材アドバイス/モジュール什器デザイン・製作 |
VUILD株式会社 |
アートディレクション/サイン・グラフィックデザイン |
TAKAIYAMA inc. |
イラストレーション |
水越 智三 |
テクニカルディレクション |
siro、株式会社つむら工芸 |
モジュール什器構造設計 |
yasuhirokaneda STRUCTURE(金田 泰裕) |
ZONE2システム開発 |
板宮 朋基 |
ZONE3食卓の向こう側 ディレクション・コンテンツ制作・システム開発 |
siro |
ZONE3くらしのしくみが見える窓 映像ディレクション・制作 |
groovisions |
ZONE4 ディレクション・コンテンツ制作・システム開発 |
siro |
製作記録 映像ディレクション・制作 |
株式会社toha |
環境負荷低減に関する設計アドバイス |
株式会社モノファクトリー、津田 和俊(京都工芸繊維大学) |
撮影協力 |
株式会社東京チェンソーズ、株式会社鳥取CLT、株式会社タカギ、株式会社吉澤建設工業 |
協力 |
公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES) |
ShopBotパートナー |
SSca、株式会社タカギ |
写真 |
Hayato Kurobe |