Nesting β 0001 | 弟子屈
VUILDが2021年5月に構想を発表した、家づくりプラットフォーム「Nesting β版」の第1棟目。
プロトタイプとなる1棟目の住宅は、北海道弟子屈町に建築されました。弟子屈町は北海道の東部に位置し、面積の約3分の2を阿寒摩周国立公園が占め、摩周湖や屈斜路湖を擁する自然豊かな町です。気候は冷涼で年間平均気温は5.4℃、ときには-20℃にも冷え込む寒冷地です。
この気候に合わせ、本住宅は断熱性能の基準であるHEAT20のG2を実現。熱源は温泉熱を使うことで、少ないエネルギー消費で快適に過ごすことができ、ソーラパネルと蓄電池を設置すれば電力を全てオフグリッドで賄うことができます。
また、本住宅はVUILDの設計者監修の元、施主自らがデザイン、設計ができるNestingは、デジタルテクノロジーを用いて、快適で環境負荷の少ない住まいを自分たちで設計し、作り出す体験を提供します。
必要な間取りを描くと、瞬時に家の形が立ち上がり、また、建具、設備、家具、仕上げを選んでいくと3次元のイメージと見積が瞬時に更新され、リアルタイムで金額を把握することができます。将来的にはアプリ内でオーダーメイド住宅の発注ができる状態にすることを目指しています。