SLUSH PARTITION
SLUSH=「雪溶け」からインスピレーションを受けて、「雪(の結晶)が溶けていく(形を崩していく)デザイン」をコンセプトとした。雪の結晶の形に似たデザインが、「麻の葉」と呼ばれる日本の伝統文様にある。今回は、フィンランド(サンエフェクツ)と日本(VUILD)のコラボレーションワークであるが、雪の結晶(フィンランド)と和柄文様(日本)をハイブリッドしたような提案にした。「麻の葉」の文様は、平行四辺形と六角形で構成されている。今回のパーティションでは、平行四辺形の文様のパネルを、六角形をベースとした立体トラスでサンドイッチする構造形式を採用したそれぞれのジオメトリの組み合わせで、正面から見れば完璧な「麻の葉」の文様が現れるが、遠近法の効果で、見る視点によって文様が異なるようになっている。それぞれの席に座っている、それぞれの観客”だけ”のジオメトリが提供される。そんなパーティションを設計した。
プロジェクト情報
クライアント |
一般社団法人SLUSH |
仮設場所 |
東京ビッグサイト |
設計 |
VUILD株式会社 |
施工 |
VUILD株式会社 |
構造設計 |
yasuhirokaneda STRUCTURE |