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VUILD、世界的な建築教育機関“AAスクール”と12日間の建築教育プログラムを日本で初実施

2026.10.08
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能登被災家屋のレスキュー材とロボティクスを活用。国内外20名の学生がデジタルファブリケーションと日本の伝統大工技術を学び、短期間でパビリオンを完成させました。

建築系スタートアップのVUILD株式会社(本社:神奈川県厚木市、代表取締役:秋吉 浩気、以下「VUILD」)は、世界的な建築教育機関 Architectural Association School of Architecture(以下AA School)と共同で、日本の地域・ものづくりの現場と海外の建築教育を接続する実践型プログラム「AA Visiting School Japan」を共同実施しました。(2026年7月27日〜8月7日)

12日間のプログラムでは、伝統的な大工技術とデジタルファブリケーションを学び、能登半島地震の被災家屋からレスキューされた木材を活用したパビリオンを完成させました。

① 開催概要|設計から施工までを実践

本教育プログラムでは、「From Vernacular Craft to Digital Fabrication(伝統工芸からデジタルファブリケーションへ)」をテーマに、世界各国から集まった20名の学生が、構想からデジタル設計、CNC・ロボットアームによる加工、組立までを一貫して実践しました。「設計」と「施工」を分断せず、学生自身が現場で考え、つくりながら試行錯誤するプロセスを学びの中心に据えたプログラム。地域の資源や伝統技術と向き合いながら、デザイン・ビルドを通じて、建築を実際の社会・地域へ実装する学びへと広げる試みです。

② 教育プログラムの様子|世界的なデジタル技術と日本の大工技術を融合

学生たちは、アイデアの検討からRhinocerosおよびGrasshopperを用いた3Dによるデジタル設計、CNCやロボットアームによる木材加工、伝統的な大工技術を応用した部材の仕上げ、組立までを一貫して実践しました。講師を招き、伝統的な大工技術を学ぶことで、デジタル技術だけで完結させるのではなく、身体的なものづくりとデジタルファブリケーションを接続することを試みました。

③ 地域資源の活用|能登半島地震のレスキュー材を次の建築へ

本プログラムでは、一般社団法人のと復耕ラボ(石川県輪島市、以下「のと復耕ラボ」)と古材create青組(石川県羽咋郡志賀町富来)が、令和6年能登半島地震の発災後からレスキュー(回収・保管)してきた、解体を余儀なくされた被災家屋の部材(以下「レスキュー材」)を活用しました。

プログラム実施に先立ち、のと復耕ラボに「今、地域に何が必要か」をヒアリング。地域の人々が休憩や交流に利用できる「憩いの場」となるパビリオンを設置することが決定。また、レスキュー材には曲がりや節、不規則な断面、既存のホゾなどがあり、現代の建築材料としての再利用が難しいという課題も共有いただき、部材ごとの違いを均質化するのではなく、それぞれが持つ形状や個性を活かすことを設計条件とし、デジタルデザインのプロセスを進めました。

海外から参加した学生にとっては、令和6年能登半島地震による被災の現状を知り、地域に残る資源や日本の木造文化に直接触れる貴重な機会となりました。

④ 12日間でパビリオンを完成

短期間の教育プログラムでありながら、学生たちは設計にとどまらず、実際の加工・施工までを経験し、わずか12日間でパビリオンが完成。地域の素材とデジタル技術を活用し、学生自身が現場で考え、つくり、組み立てる一連のプロセスを通じて、「デジタル×地域資源×教育」による新たな建築教育の可能性を実践しました。完成したパビリオンは、復興支援に携わるボランティアの方々の休憩スペースとして活用されるとともに、田園風景を眺めながらくつろげる、風通しの良いオープンな空間として、地域の新たな交流拠点となることが期待されています。

⑤ 今後の展望|建築系スタートアップ「VUILD」、建築の民主化に向けて

VUILDは、2026年5月に自社工場へKUKA製ロボットアームを導入。今回のAA Visiting Schoolとのコラボレーションプログラムでは、工場の設備をひらき、デジタルファブリケーション環境に直接触れながら、実際の建築プロセスを通じて学ぶ機会を提供しました。今後も、多様な人々との協働を通じて、地域課題や資源を起点とした建築・空間づくりの社会実装を推進していきます。

*本プログラムは来年以降も継続開催を目指し、協賛企業・パートナーを募集、教育プログラムや共同プロジェクトの企画・実施に関するご相談も随時受け付けています

■ AA Visiting School Japan のダイジェスト動画

■ 掲載情報

建築専門誌『新建築』2026年10月号に掲載していただきました。
「能登 古材の休憩所」P44〜

▼ 新建築 2026年10月号
https://japan-architect.co.jp/shop/shinkenchiku/sk-202610/

プロジェクトクレジット

⚫︎プログラム名:AA Visiting School Japan × VUILD 協働教育機関:AA School(Architectural Association School of Architecture)
⚫︎テーマ:From Vernacular Craft to Digital Fabrication(ヴァナキュラー・クラフトからデジタル・ファブリケーションへ)
⚫︎開催期間:2026.7.27(月)~2026.8.7(金)

⚫︎開催場所:VUILD海老名工場+のと復耕ラボ

⚫︎開催期間:12日間
制作物:パビリオン

⚫︎主な使用技術:デジタル設計、CNC、ロボットアームによる木材加工、手作業による仕上げ・組立

⚫︎主な使用素材:能登半島地震後に残された古材・未利用材

⚫︎共催:Architectural Association School of Architecture(AAスクール)/VUILD/AA Hooke Park/Office Ten Architecture
⚫︎協賛:梓設計

本件に関するお問い合わせ先

VUILD株式会社 広報担当
Email:press@vuild.co.jp

何をつくるか、まだ決まっていなくても構いません。設計、製造、施工を横断し、「実現の道筋」 そのものを設計します。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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